……―――イオリガ
スキダ―――――……
す、き……
好き…………?
「ええええええ!?!?」
あたしは自分でもびっくりするくらいの大声を出していた。
「…っつ、おま…声デカすぎ……」
「駄目だって!!
冗談でそんな事言っちゃ!!
あたしの事なんか気にしなくていーからっ!」
「はぁ!?
イオリ!?何言ってんだお前…」
だって!!
有り得ない!!!!
ハルが…あ、たし、を……!?
「イオリ?
俺の話聞いてた?」
まるで熱でも測る様に、
コツンとあたしの額にハルの額が当たる。
「…っ!!わぁ!!」
どアップのハルの顔に驚いて、また大声を出してしまった。
「……傷つくんですけど」
ハルが小さくため息を漏らす。
だって…
だって……!!!


