「……な……にっ!?」


あたしは何かに引っ張られた。


「やぁーっと出て来た♪」


!?


コイ…ツ……!?


「アンタ、さっきの…!!」


あたし達が追い払った東工業の男……っ!!


「俺の顔覚えてたんだ?

……さっきはどーも」


「うわ、めっちゃ美人じゃん♪
ラッキー♪」


友達らしき男がもう一人。


「何…アンタら。
さっき恥かかされた仕返し?
男二人してあたしを張ってた訳?なっさけな(笑)」


保健室は先生が居たからね。


あたしは思いっきり馬鹿にしたように言った。


それがまた

男を怒らせた。

ああ…馬鹿だ……



だけどその時は、そんな事考えられなくて

あたしは一歩も退きたくなかった。


「ふぅん。
そんな事言っていいんだぁ?」


男二人がニヤリと笑う。