マナは正直に「好きな人が出来た」と打ち明けてくれた。
俺と違って頼りになる…マナを支えてくれる誰かが見つかったんだろう。
ショックじゃないと言えば嘘になるけど、
いまさら、年の差に一番こだわってたのは自分だったと気付く。
それをマナは気付いてたのかもしれない。
どこまで情けねぇんだよ俺は……
結局、その後俺達は直接会う事はせず
電話で……別れた。
会えばマナはきっと、もっと泣くから。
これ以上マナを泣かせたくなかった。
それも……
他人からしたら、俺はただイイヤツぶってるだけの男に見えたかもしれない。
だけど
俺はマナが好きだったんだ。
幸せだと思った。
マナと過ごした日々があるから
今の俺がいる。
ありがとな。
幸せになれよ?
マナ……


