教室に入ると自分の机がなくなっていた。


海は一人一人の机を見て回った。


やっぱりない。


すると「海!」と近寄って来たのは空だった。


「どうしたの?」「ちょっと来て!!」と行った


先は屋上。


空に抱き締められてから来てないかも。


「あれ見て」と空の目線を追ったところは…。


「超ーきれいじゃね!?」と、隣りで騒ぐ空。


目の前には大きな虹。


すごく、大きな虹。


何でだか、目からは涙が出た。