あきら?


「あきら!」


後ろを振り向いたのはやっぱりあきらだった。


「海…。」「ねぇ、何かあったの?健太と」


すると、あきらが下を向いた、そして、


「海が悪いんじゃん」と言った。


「え…?」


「海が悪いんだ、健太を奪った海が…。」


奪った?海が健太を?


「何それ?」とあきらに近づいた。


「来ないで!!今から健太の家、行くんでしょ。
空君もいるのに…。最低!」


あきらは走って行ってしまった。


海はあきらを引き留めた。