今日は下駄箱にちゃんと入ってた。


もう止めたのかな?


そう思いながら教室に入ると、黒板の周りがざわついてた。


「美登、どうしたの?」


「あ、海…。」


ん?黒板の前に行くと目にしたくない事が書かれてあった。





‘‘大谷海は人の彼氏にキスする女’’





「何……これ。」


「ねぇ、これホント?」美登が言った。


え?ウソに決まってんじゃん。


海、そんな事してないよ。


してない。


みんな騙されてんだよ。


違うよ。ねぇ、誰か。誰か…。


海はしてないって言ってよ。


これは夢?


悪い夢なら早く覚めて。