階段を歩いてると、健太がやってきた。


「よ!海ちゃん」と言うと、健太の頭に紙くずが


付いているのに気がついた。


「チョット待って」


背伸びをして紙くずを取ってあげた。


「あぁありがと」「うん、いいよ!」


健太と別れた時、誰かが走り去って行った気がするけど、気のせいか。


でも、これが思わぬ行動だった。