バーべーキューの準備をし終え、


みんなでお肉や野菜を焼いているところだった。


「てかさぁ~、海ちゃんって本当に可愛いよね、
ねぇ、俺と付き合わない?」


ナツコさんと話している間から、ヒロシさんが突然言い出した言葉。


海は訳も分からず、ただ、開いた口が塞がらなかった。


「………。ごめんなさい。」


と一様お断りしてみたけど、冗談?そしたら、


「冗談やめてくださいよ~」とか言うんだろうけど…。


「ヒロ兄!海ちゃんには先約があるんだからね」


とナツコさんがぐっと海を引っ張った。


「そっかぁ~。ならいいや」と飽きた物を置いてくかのように


遠くへ行ってしまった。


どうやら本気?だったらしい。


これは申し訳ないなと今頃思う。


本当にごめんなさい。