月日はたち、4月から5月へと変わるころ。


健太とあきらはやっとカップルっぽくなり、


美登と正義は、今は学校№1のカップルになった。


海の周りは皆幸せになってく…悔しー!!


相変わらず、海と空君は友達になったのはいいけど、


朝しかあったことがない。学校でも見かけないし。


いつも学校以外の話をするのが多かった。


朝食を食べている時に「今日は何話そう」


いつも考えてる。今もそう。すると、隣りから


じゅきの声がした。


「姉ちゃん食べないの?俺、
もらっちゃうよーだ」


じゅきが海のお皿からソーセージを1つ取った。


「――っあ、だめ!自分のあるからいいでしょ」


取られたソーセージを自分の口の中に放り込む。


「食事中よ、騒がないで、さっさと食べる!」


お母さんが元気よく言う。朝っぱらから元気だね~。


「「はーい」」2人の声が重なった。


 ふと時計を見ると、7時30分。もう行かないと。


海は朝食をいっきに口に放り込んで、カバンを持った。


「行ってきまーす!」「あっ!俺も乗っけて!」


じゅきがランドセルをつかんで、海の方に小走りで来た。