「プリントしたら送るね」


「うん、もう行かなくちゃ」


あきらは皆に背を向けた。


「離れてても、ずっと親友だよね!?」


そう叫ぶと、背を向けたままピースサインをして見えなくなってしまった。


何最後までカッコつけんのよ…。


「寂しいね」「そのうち会えるよ」


「最後までカッコ良かったね」「あれはカッコつけたんだよ」


「どんな事があっても、美登は親友でいてくれる?」


「当たり前でしょ!!」「だよ…ね、うえ~ん!!」


「えっ!空く~ん!どーしよー!!」


海はそれからずっと泣いてて、つられて健太も我慢していた分


いっぱい泣いてた。


美登は涙目で堪えて、頑張って2人を慰めてた。空も。


‘‘親友でいてくれる?’’


こんな質問を言ったのはなんだか、


皆がバラバラになる気がして怖いんだ。


…離れないよね。