告白される前に初めて空からのキスが


さよならのチューだった。


「久々に思い出したわー」


「あ、てか何で照れたわけ?」


そう聞くと空がしゃがんで顔を隠した。


「空ー?」


「………お前可愛すぎ」またボソッと。…。


え?え?今、空「可愛い」って言ったよね!?


嘘じゃないよね?一様もう1回…。


「もう1回!」


「…だから可愛すぎなんだよおめーは」


きゃーーー!!!!


空から初めて可愛いって言ってくれた!


「ね~どこが~?」意地悪に聞くとギロッと睨まれて


「教えないしー!!」とあっかんベーされた。


すると聞きなれた声がした。


「は、と、りく~ん!」…はる子ちゃんだ。


「宿題のプリント置き忘れたでしょ?ハイっ」


空の眉毛が下がった。


「……ども。」


「アハ★羽鳥君ってはずかしやがりなんだね」


笑顔でパタパタと戻って行った。