「―――よ。」「えぇ?」


「いいよ。別れるよ」


「マジで!?彼氏君かわいそ~」


「違う!空が死ぬのを一番悲しむのは空と、家族と、海なの!
空が悲しむところは見たくないっ!!」


そして学校を出て行った。


家まで走って走って…。


何か「走れメロス」みたい。


「学校は~?」「ダルいから早退してきた」


真っ先にベットに入って泣き叫んだ。


別れたくない。ヤダヤダヤダ。


でも、別れなきゃ、別れなきゃ…。


そんな事を考えていたら時間はあっという間に過ぎて行った。