翔も手をあげた。


「なんだろうな~~~
俺らも運命なんだろう~」


翔は両親の目を盗んで
私にキスをした。


「幸せか?」


「幸せよ。」


もう一回・・・・・

見合って微笑み合った。


もう一回しようとしたら
新聞紙を丸めた棒で

パンパン!!!と二人の頭を
勢いよくママが叩いた。



「お付き合いは
あくまでも高校生らしく!!」


「はい!!ごめんなさい!!」
私と翔は頭を抱えた。


「かおりん、これからは
目光らせなきゃ
なにするかわかんないわよ!!」


大爆笑・・・・




楽しい笑い声は
焼き肉の煙と一緒に空の彼方へ・・・・



記憶の隅にきっとある
愛し合った記憶・・・・・


これからもずっと
二人の心の中に・・・・・



「愛してる?」


「愛してるよ。」


「マジュ・・・・
大好き・・・・・・」



         ~END~