病院・・・・


集中治療室


その中に私はいた。

包帯だらけの私には
管がたくさんつけられていた。


私のまわりにはお医者がたくさんいた。



外ではママが泣き崩れていた。



「ね?まだここ?
一日もたってない・・・・
あんなに長い時間だったのに。」


「まずはその時差ボケを
直してちょうだいね。」


「翔は?翔はどうしてるの?」


マリリンは
シーーーーッと指を当てた。



元哉・・・
翔のパパがママの肩をたたいた。


「ごめんなさい、
桃子のせいで……翔まで…
カオリンどうしてる?」



「おまえと同じにただ泣いてる。」


ただならぬ気配に
私は胸が苦しくなってきた。