生き物は私をさっきの
白い警官のところに
連れて行った。



「責任が取れると?
エンジェル・マリリン。」


「はい。
この5066番を使って
なんとか凌げると思います。」



警官は書類に目を通す。



「柴田 桃子 16歳
好意を持つ男性の携帯を
盗み見しようとして
それを責められ
携帯を壊し
逃走中に車にひかれる・・・・

ん?まだ要観察になってるな。
若いからか・・・?」


「この子をさっきの少女の変わりに
送り込むんです。
あの子の生命期限まで……」



「またそれは無茶な話だな~」



「あんた、しにたくないのよね?」



私は大きく頷いた。