魔女と魔獣

札幌の夜の闇を引き裂く
爆音があちらこちらから
鳴り響く。


いろんなグループがニアミスをする時
必ずいざこざが起きるようだ。


百鬼はケンカをしない


それが真重のスタイルだった。
ただ仲間と風になる
それが楽しかった。


ニアミスをした別のグループが
百鬼の走行を邪魔しだした。



「まずいな。
いつもこの道はこの族は通らねーのに
なんでここで会うのかな。」
真重がブツブツ言った。



走行中に邪魔をされて
百鬼のメンバーの中でも
イラついてきている様子で
足をつかってやり合いだした。


「あぶねーな。」


一台執拗に邪魔をする
バイクがいた。



その間を真重のバイクが割り込んだ。


「つかまってろよ!!」
真重が反対に威嚇しだした。



嫌がらせを受けていた
メンバーに先に行くように
合図した。