その時だった。
けたたましいサイレンが鳴り響く。


「受付待ちの方は
しばらくお待ちください~」



白い警察のような制服を着た
人たちが白いパトカーのような車で
駆け付けた。


「不審人物が入り込みました~
三途の川大橋を
至急閉鎖してください。」



 なんだろ~


そのうち私は
野次馬根性が働き
列からはみ出てしまった。


 何が起きたんだ~
 なんかおもしろそうだ~



私は少しづつ伸びた草原に
隠れながら
橋の入り口にたどりついた。