「桃子!!」

翔が大声で叫んだ。


騒ぎを聞きつけた親たちが
集まってきた。


「バカ!!」



私はもう翔の顔をまともには
見られなかった。


勢いでとんでもないこと
してしまった



そう反省したところで
もう遅い。


翔は唖然としながら
携帯をひろった。


泣きそうな顔をしていた。


この場にいられない……
私は玄関を飛び出した。


「桃子!!」



翔の声が追ってきた。
慌てて私は門を出た時


「あぶな~~い!!」

歩行者が叫んだ。





私が見た最後の風景は
迫ってくる車だった・・・・



  ごめんね…翔…