「柴田くんに彼女を紹介する会を
発足しようと思って。」

美雪に声をかけた。


「なんで？柴田？」


「ん・・・・なんか
彼女がいたらいいな～って」


「おかしなことよ。まにょ…
柴田に女の気持ちなんか
わかるはずがないわ。
あんなやつが彼氏だったら
絶対苦労しそうなんだもん。」


　早くくっついてくれないと
　困るのだ。


「柴田くんってよく見ると
いい男なんだよね。」


「そう？」


　ママは酔うと言うよ。

「パパはメガネとるといい男なの。
そこに惚れちゃったりして～」



「メガネとったら
美雪好みだよ、間違いない！！」


「ちょっと？
それって私と柴田をくっつけようと
しているの？」


「絶対お似合いだよ。」


「いい夫婦になって
かわいい子供に恵まれそうな
気がするの。」


「何？それ？」
美雪はまんざらでも
なさそう～～