「あ、集会ってこれのことね。」



マジマジと元哉の格好を見た。


「リーゼント変か?
あんまりジロジロ見るから
不安なんだけど。」



「あ、ううん~
感じが違うから……
あのサラサラヘアーはこんな風に
なるんだね~
上手だね~」

関心した。



「おまえも踊ってみる?」


「いいの?」



大変に興味があった。

私はめだちたがり屋だから
こういう人に見られることが
本来大好きだから。



見様見真似でやってみた。


「もっとちゃんとした
格好してきたらよかったな。」


踊り出すと
ジーンズとTシャツの簡単な
着こなしが
恥ずかしく感じた。



元哉が私の手を引いて
木陰に引っ張った。