* * * * *


あたしはボディガードさんの
手によって助けられ、
ホテルの一室に匿われた。



もちろん、
崇志がやってくれちゃったから。

カーテンは怖くて開けられない。



カーテンを開けてしまっても、
撮られるはずがないような
高層階にいるんだけど。





…これから…
どうなるんだろう?



何も根回しなしに
崇志があんな凄いことを
やってのけるとは思えない。

誰かに相談してるはず。



…でも、誰に?



誰かの静かな足音がして
あたしは反射的に振り向いた。



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