「そっかぁ……

まぁ樹には未駆よりもいい男がいると思うよ」




「そう俺とか」





「じゃ私と結婚する男の人は大変だ!

まっちゃんが私の旦那様の判定するんだもん」




「喜んで判定するよ」





まっちゃんが納得する男なんているのかな〜






「私、涼の家に行くけどまっちゃんも来る?」



「今日もいいや

兄貴が久々に帰ってくるし」




「桃哉<トウヤ>君が?」




まっちゃんのお兄ちゃん桃哉君



私たちの高校教師


顔はまっちゃんに似てるけど


性格は反対で桃哉君はフレンドリー♪




「そっか〜桃哉君によろしく伝えてね♪」




「樹もあんまり遅くまで涼の家にいるなよ」




「はぁ〜い」



「帰るときは涼に送ってもらえよ」



「近いじゃん」



私と涼とまっちゃんは家が近い……近すぎる





まっちゃんと涼の家は歩いて3分もかからない





「世の中には変な人がいるからね」




「分かった!」




そーいえばまっちゃんはいつも私と出掛けるたびに送り迎えはしてくれてる





「じゃまた明日ね――」



「また明日」