「まっちゃん!!」



「何?」




「も〜さっきからボーっとしすぎ!私の話聞いてないでしょ」




「聞いてるよ一緒に帰る約束だろ?」




どんなにボーっとしてようと話ぐらいは聞いてるし自分が教室でイスに座っていることぐらいは分かってる





「約束だよ〜!」



樹はのんきに言うけど


もし俺が他の誰かとお見合いしたら少しは嫌がってくれるかな


それとも嬉しがるかな






そればかり考えていたらあっという間に学校が終わっていた