恋メール

ただ、俺は1つだけ聞いた。



「何で、またメールしてきたんだ?」





彼女は、持っていた携帯を握りながら、こう言った。










「好きだったから・・・、もう1度、好きって言ってほしかったから・・・」











彼女は、俺の目を見た。
俺は、彼女の目を見た。








俺の口が、何か言いたげに、パクパクと動いていた。


でも、言えなかった。





彼女は、俺の目を見た。
俺は、彼女の目を見た。











彼女は、ゆっくりと、目を閉じた。