スペシャル☆プラス



気付けばあたしは後ろから…



「浩平…?」



目の前が涙でにじむ。


どうして?



「悪いけど返してもらう。」



そう一言。


そしてあたしの手をひいて歩き出す。



「え!…浩平?」



何…?




突然のことにびっくりしているあたしを見て矢島は、



「かなわねー…」



って笑いながらつぶやいた。