スペシャル☆プラス




「浩平は…浩平はあたしが他の人といても平気ってこと?」




何も思ってくれない…


何も感じてくれない…




「お前だってあいつのほうが良いだろ?」



いつもと変わらないあたしの大好きな表情で、


いつもと変わらないあたしの大好きな声で、




そんな残酷なこと、言うんだね…





どうして



どうして…?





「…本当にそう思ってるの?」




震える声で問いかけた。



浩平は黙ったまま。




「浩平にはあたしの気持ち、ちっとも伝わってなかったんだね?」



こんなに好きで好きで大好きで。


浩平のこと考えるだけで楽しくて、気持ち悪いくらい顔がにやけて…




なのに、全然伝わらない。



伝わってなかったんだ。




気持ちだけが突っ走ってたのかな?