18歳の女王様~うちらの選んだ道~

そんな感じで2ヶ月が経った。。

しかしその頃には私達はもう店長の事など考えることも少なくなっていた。

たぶんもうハルカを捕まえるのもやめたんじゃないか。。

そんな風に思っていた。

そして危機感もあまりなくなった私達はハルカとこの町で遊ぶことになった。

この町から追い出されたハルカは今「援助交際」をしてお金を稼いでいたんだ。

話を聞けば本当は昔からたまにやっていたらしい。

「怖くないの?」
と言う私の質問に「全然♪」と笑って答えた。

ハルカは昔から何でも興味本位だけで行動してしまう所がある。

「恐怖感」と言う言葉はハルカの頭にないんだ。。

この日も私達と遊ぶ前にホテルに行ってきたという。

「今日のおじさんはマジ楽だった~♪しかもプラス1万円ももらっちゃったし!!」

と嬉しそうに片手に4万円を持っていた。

そして「焼肉食べに行こう♪これでご馳走するよ♪」と言い店に向かった。

「てか、綾が払うからいいよ♪」

「いいよー私払う♪」

「何言ってんの?私のが稼いでるんだから~♪」

「私だって稼いでますー♪」

「どっちでもいいよ!!私は払わないから♪」

そんな二人に私は言った。

「あはははは♪」

私を見て笑う二人。

だって私はこの二人と遊ぶときはお金を払ったことがない。

綾ちゃんが一番稼いでる。
いつもご馳走してもらっていると自然と財布は持って行かなかった。

そして綾ちゃんも言う「綾と居る時は財布なんか持ってこなくていいから♪」

「はいごちそうさま♪」

そしていつも満足そうに綾ちゃんもお会計を済ませていた。