私はこの１ヶ月何も変わらず過ごしてきたつもりだった。。




きっとハルカも私と同じだったと思う。




綾ちゃんはいつも私達の前ではしっかりしたお姉さんだけど本当は一番弱くて寂しがりやだったのかもしれないなぁ。。





そして私達はその会ってなかった１ヶ月間の話を語り合った。





綾ちゃんが社長を復讐して店を潰したこと。。




もちろんハルカはビックリしていた。



「マジで。。」



「うん！ハルカのために復讐したかったんだ。。」




「綾ちゃん。。」



「あっそう！それとこれ！」



すると綾ちゃんはバックから封筒を取り出しハルカに渡した。



「うん？何？？」



ハルカは何のことかさっぱりわかっていない。



そして封筒の中身を見て驚いた。



「はぁ？？これ何？？」



「ハルカが無駄に返した借金分だよ」



綾ちゃんが言った。



「えっ？私、あれっきり１０万しか減ってないはずだけど。。」



「いや、残りは心の傷分だよ」



「。。。えっ？？」



「だからこれ、ハルカの出産費用にあてて。。」



「でも。。このお金はどうしたの？？」



「あっ、社長に払わせたんだよ！」



「えっ、あの社長が？？」



「まぁ、綾が説得してさぁ！」



「。。。うそ？？」



「本当！本当！だからハルカが使って！」



綾ちゃんはハルカのためにウソをついた。



「マジで。。？もらってもいいの？」




「うん！これからいろいろお金かかるんだからさぁ！」




「そうだよ！大変だよ～」



私が言った。




すると。。



「本当２人には感謝してます。。」




ハルカは封筒を握り締め、涙を流した。