「そっかぁ。。一応出産費用は大丈夫だけど、生活はできないよね」




綾ちゃんが言った。




「私、働こうかなぁ。。」




「えっ、何の仕事?」




「キャバクラとか。。」



すると綾ちゃんが怒った。




「何考えてるの?ハルカは妊娠してるんだよ?環境に悪すぎるよ!!」




「でもこのままじゃ不安すぎる。。」




「ならもっと違う仕事とかもあるじゃん?」




「時給800円とかで働けって事?」




ハルカが少し嫌そうな顔をした。



その答えに私も綾ちゃんも何も言えない。。




「私、そんな安い時給で働くなんて考えられないよ。。8時間くらい拘束させられて日給6千円でしょ。。ありえない」




ハルカがため息をついた。




「まぁ、そうだけど。。今はもうそうするしか方法はないよ。。」



そんなハルカに綾ちゃんが言った。




「。。。嫌だよ!じゃあ綾ちゃんはそんな安い時給で働ける?今の生活からそんな急に落ちた生活できる?」




「。。。だけど」




16歳からこの世界に飛び込み。。



普通の女子高校生では味わえない生活をしてきた私達。。



ハルカの言ってること。。



私と綾ちゃんの胸にドンと突き刺さった。。