運命を変える出会いはすぐにおきた。

私が入学した高校。
名前を言えばすぐ理解されるくらいのレベルの低い学校だった。

クラスの半分はヤンキーかギャル。

残りの少人数が、オタク系の静かな子達だった。

私は特にどちらでもなかった。
だけど、ヤンキーはダサい。そう思っていたしギャルのが楽しそう!ただそんな理由から私はギャルになろうと決めた。

ただ、クラスにはまだ友達がいなかった。

私はとりあえず仲良くなれそうな子を探した。

教室を見渡す。

その時だった!!

一番後ろの席の女の子と目があった。

その子は目が合うとニコっと笑い私の席へ近づいてきて

『よろしく!私、ハルカ』

と声をかけてきたのだ。

私は一瞬突然のことだったのでキョトンとしたがすぐに返事をした。

『あっ。よろしく!私は実花って名前。』

これがハルカとの出会いだった。

この時はまだこれから待っている運命にハルカと関わっていくなんて思ってもいなかった