一途な彼氏

「でも本当は、来てくれないんじゃないかと思っていたよ。正直、俺。心残りがあって成仏できなかったんだ」

「心残り?」



私は信次に聞いてみた


「うん。心残り」


そう言いながら

信次は私の唇に触れた

感触はなかったけれど



「空ちゃんだよ。」

「え?」

「空ちゃんのこと死んだ今でも好きだから。だから。」


私は思わず泣き出してしまった