☆先生☆

倉木は優の肩を触った。


「変な言い方、よしてください。」

「お前、もしかして、伊沢が気になるのか?」



優はドキッとした。


「もしそうだとしたら…。」

「別に…」


優は隙をついて逃げるように倉木から立ち去って行った。そしてまた昔のことを思い出した。


回想・


優は以前、倉木のことが好きだった。

ある日、優は自分の気持ちを倉木に伝えた。告白したのだった。


「いいよ」


二つ返事で倉木はOKしてくれた。しかし突然 その場で優にキスをせがんできた。テーブルに押し倒した。倉木は凶変した。抵抗したくても抵抗できない優だった。