――――俺たちは絶対にお前を傷付けたりしないから、そんなに怖がんな……。
――――嫌なことがあったら我慢しないで、ちゃんと嫌って言って良いんだからな。
ルキの言葉が脳裏に浮かぶ。
「じゃあさ……。」
「ん?」
「また膝枕してくれる……?」
自分の言葉に恥ずかしくなってユメの顔が見れなかった。
ユメは驚いていたが、これくらいならいつでもしてあげる。と笑顔で言ってくれた。
そのあと、ルキが作ったってゆーパスタをみんなで食べた。
意外にも美味くてビックリ。
やっぱルキって器用なんだな。
手作り料理とか一カ月ぶりだし、五人だけどこんな人数でご飯食べるのは生まれて初めてだったからすごい楽しかった。
でも………、ここにナミがいたらもっと楽しかったんだろな。
「じゃあな。」
「ん、バイバイ」
玄関までルキたちを見送って、ドアに鍵をしてからリビングに戻った。
「―――――……。」
静まり返ったリビング。
さっきまであんなに騒がしかったのに……。
不意に押し寄せてくる孤独感。
なんとも言いようのない空虚感。
「………っ、」
あー、今日はもうシャワーして早く寝よ。
そう思って立ち上がったとき……。

