他人が怖かった。

それでも、

独りぼっちが寂しかった。


生きてるのが辛かった。

それでも、

死ぬ勇気はなかった。



「ほら、拾ってやろうか…?」


何も持ってなかったオレに

名前を居場所を愛情をくれた女(ひと)も

オレを置いて逝ってしまう。



世界はいつだって残酷で、


神さまなんて俺は信じない。



「これからは俺が愛してやるよ。」

だけどアンタと出逢ってから、

少しは世界を愛せる気がしたんだ。


空の上に神さまは居ないけど、

俺には海の女神さまがいるから………。