見慣れた街並みを歩き、 それからいつもと違う公園を通る。 真っ白い校舎が遠目に見え思わず息を呑んだ時、肩をバシッと叩かれ、思いっきり前につんのめる。 「なにボーってしてんだよ」 「達也!何すんだよ」 2人で軽くじゃれあうと、なんだか緊張が解ける。 今さら緊張なんて、ガラじゃねーけど。