「ねぇ、ひょっとして陽生って………んっ!」


「ほら、余計なことは考えず俺に集中しろよ」


「も……」




そして真実は俺の胸の中…


まだ、教えてなんかやらない。


やるもんか。



俺はニヤリと笑い、ほっそりとした指先にそっとキスを落とした。


あの、喫茶店のことを思いだしながら強く、甘く……









そう



彼女との本当の出会いを果たすのは



まだ、もう少し先の話しだから……



















【君の体温】
  END