そんな俺を見つめながら、静香がおかしそうに笑いを堪えてるのが分かった。
静香の奴。
ぜってー俺で面白がってやがる…
覚えてろよ。
そう思いながらも、目の前には念願の彼女。
この距離感に感動して、内心嬉しくて仕方がない。
「じゃあ、これなんかどうですか?ボリュームがあって男の人にはけっこう人気がありますけど」
「じゃあ……それで」
君がすすめてくれるものなら何だっていいさ。
例え驚くほど不味いものでもきっと俺には最高なおもてなし。
そんなことを考える俺はやっぱりどうしようもなくイカれてるのかもしれない…



