『透徹、お前もエルダの意識にいつでもリンクできるようにしておいてくれ。
神雷萬衝を使いたい時に使えるようにな』

「しかし魔神…」

『…分かってる。
それは全てが終わってからだ』

「………承知した」

??
ウノサスと透徹の会話には、何か謎の部分があったが…

今までの彼らの行動から、それは陰謀のようなもので無いことは分かる。


「それにしても…
ウノサスの身体の色が変わったのは、エルダの意志が反映したからかしら?」

蜂姫の言う通り、俺の魂がウノサスの身体を支配してから、身体の色が銀色から紺色に変わってしまっていた。

これは一体…?

『心配するな。
この色は、お前の心の色だ』

ウノサスはそう言うが、俺が気になったのは色が表す意味だ。

俺の心が紺色…?


『とりあえずこれで、アグザスの手駒である究死配者は全て倒した。
アグザスを探そう』

「ああ。
これでやっと本来の目的に取り掛かれるな。
だがリ・シュウとラシスは…」