「ニトア!」
「いいの…
これはエルダを謀った私への、当然の制裁。
深皇によって生み出された究死配者は、産みの親たる深皇に対して否定的な考えを持った時、身体は心を拒絶して崩壊を始める。
でも、これで私は…
異界の勇敢な女神ラシス、私の最期の頼みを聞いて」
「何?」
「エルダには、私のことは言わないで。
貴女のおかげでナラクアは死に、ニトアはエルダの思い出の中で生きられる。
それだけで幸せよ。
今度、生まれてくる時は…
普通の…女の子がいいな…」
……ナラクアの亡骸が風の中へ還って行く。
偽りの愛が真実の愛に変わったとしても、所詮それは儚いものなのか。
「そんなことは無い…
ナラクアの、ニトアの流した涙は本物だった。
それは貴女の想いが本物だった証よ」
無情の風が吹く中、超神化が解けいつもの姿に戻ったラシスが佇む。
「でも、ニトアが最初に言っていたエルダの正体って…?
それが深界と、深皇の謎を解く鍵なの?」
気を引き締めて、ラシスはウノサスに合流するために先へ急ごうとするが…


