「安心しな、この部屋は俺達の秘密の部屋だ。
誰も来やしないよ。
それより紹介しよう。
ディノウン…
ルシヴァナ…
それにリ・シュウだ。
彼らは俺と同じく…」
「…『カミ』ってヤツか」
驚いた。
ウノサスだけでなく、他のカミも居たなんて…
しかし…
「お前達は何故…
元々この世界の住人では無いのだろう?
何故、この世界を守ろうとしているんだ?」
「………ま、色々あってな」
赤髪のルシヴァナが言った。
こいつらが人間を守ろうとしているのには、何か重い理由があるのだろう。
だが俺だって…
「悪いが俺も、自分の世界を守る義務がある。
俺を生かしておけば、今にこの世界を滅亡させるぜ?
俺を殺すなら今の内だ」
「…そうだな。
人間なら、そういう答えを出すかも知れない。
だが、俺達は『神』だ。
他の解決方法を見つけられる」
「…?」
ウノサスは何を言いたいのか?
この世界を滅ぼさずに俺達の世界をなんとかしようと言うのか、それともこの世界を守るために俺達の世界を滅ぼすつもりなのか…


