『ウノサス…』

俺は意を決して言った。

『もう一度撃つ。
ただし、今度使う弾は…』

俺は自身から神雷萬衝を分離させ、元の銃の姿に。

そしてもう一度変化。
それぞれが違う色で光り輝く五本の矢の姿になる。


『ウノサス、リ・シュウ、透徹、ラシス、蜂姫。
一本ずつ持て。
そして円陣を組み、先端を中央に向けるんだ』

言われた通りにウノサス達は矢を掴み、円陣を組む。
そして…

「これは…!?」

五本の矢は風車のように回転しながら宙を舞い始めた。

『見よ!
究神の刻印…
エルダーサインの真の姿を!』


矢が重なり、現れたのは…

「五芒星…!!
ウノサス、知っていたのか?」

「いや…
俺も知らない………
どういうことなんだ?」

「もしや…!
これは私の憶測に過ぎないが、アグザスは長い時間を掛けてエルダを支配下に置いたというが…
エルダも無意識の内、アグザスを倒す情報を探り得て進化したのではないのか?」


ウノサスとリ・シュウの疑問と、透徹の推測。

俺はそれに付け加える。

『進化じゃ無い。
神化したんだ!
アグザスを葬る姿に!』


「でもエルダ…
貴方のその力でアグザスを倒せたとしても、もしかして貴方は…」

ラシスは気付いたか…