「よし!
いっちょやったるか!!」


ウノサスは紅龍の背に飛び乗ると、トグロの中心に座する龍の頭に銃身を乗せた。

「ラシス、蜂姫!
俺の背中を支えてくれ!」

「あいよっ!」
「分かったわ、ウノサス」

ウノサスの呼び掛けで蜂姫とラシスも紅龍に乗り、二人でウノサスの両肩を支えて立った。


『ソウハ、サセルカァォ…』

かろうじて聞き取ることができる、目の前の肉団子坊主の呻き声。

夥(おびただ)しい数のカルトルが、俺達に向かって一斉に躍り掛かってくる!

「皆、気合い入れろよ!
最後に一発…
ドカンとブチかますぜ!!」


フゥォオウウウ…


トラペゾン・バスターの銃口に、ほのかな光が生まれ…
それは『繊光』からやがて『鮮光』へ、更に『閃光』、遂には『戦光』へと変わって行く!!



そして『殲光』!!



『『ウノサス!』』

俺と透徹が同時に叫んだ。

「ああ!」

ウノサスはグリップを両手で強く掴み、ゆっくりとトリガーに両人差し指を掛ける。


「アグザスよ…
その身に再び刻め!

 Elder Sign
『究神の刻印』を!!

エルディオス・トラペゾン・バスター…
シュートォオオッ!!」