「ニトゥクリーサ…」
しかしあれは、ダグマスとの戦いで失われてしまった…
それに深界への道標としての役割を果たした以上、もう用は無くなったはずだ。
「いや。
まだ役目は終わっていない。
あれは我が『目』。
お前達の行動を監視するためのものだ」
「!?」
俺の目の前に、ニトゥクリーサが突如現れた!
「久しぶりだな…
魔神ウノサス、それにエルダ。
その様子では、どうやらエルダを回収できたようだな」
回収…?
アグザスは何を言って…
「そうか、まだ思い出さんか。
我は遥か昔、魔神ウノサスによって『究神の刻印』を受けて封じられた…
しかし我はその封印に残っていた魔神の残留思念を、我が力で長い時間を掛けて少しずつ侵食し、封印を支配下に置くことに成功した。
その副産物がエルダ、お前だ。
我は魔神の力を宿したお前に偽の記憶を植え付け、魔神をおびき出すための餌に仕立て上げたのだ」
その話が本当なら…
俺は……………
神魔でも…
エルダ…でも、
無かった、
とでも…言う、
の、か……


