文化祭当日 あたしは準備のために 朝早くから学校にいた。 みんな、浴衣に着替えたり 食べ物の準備などをしている。 「晃、和樹しらない?」 「えっ?いないんですか?」 「うん。」 「まったく、この忙しいときに あのバカは何をしてるんでしょう。」 あの日以来 和樹とはバタバタしていて 全然あっていない。 「どこいったんだろ…。」 あたしが トボトボ歩いていると 「千尋ー!!!!!!!!」 と、後ろから声がした。