「千尋ー!! これお前の衣装や。」 和樹から黒い袋を渡された。 「ありがとう。」 「サイズあうか ちゃんと試着しときや。」 「うん。」 あたしたちは今、 文化祭の準備中で大忙し。 「千尋くん。」 そー呼んだのは 陸上部であたしと東城拓巳以外の 唯一の1年生である マッキーこと 槇村誠人(マキムラマコト)だった。