「か…和樹?」

「な…なんや?千尋。」

「これが…寮なの?」

「そー…みたいやな…」

いやいや。

どー見ても違うって!!

どっかのお城みたいなんですけど…

「いやー

学園案内でみとったけど…

ここまでとは思わんかったわ。」

和樹は苦笑いして言った。

「でも、寮でこれやったら

本館はもっと凄いんやろな。」

た…確かに…。

お兄ちゃん…あたし知らなかったよ。

お兄ちゃんが選んだ学校って

とんでもないくらい

すごい学校だったんだね…。

あたし…本当に大丈夫なんだろーか。