その日の昼休み…。 ちょっとした事件が起きた。 王子が…伊原君が私の前に再び現われた。 「青野さんは、今週の日曜空いてますか?」 「はぃ?」 突然の質問に聞返した。 でも聞き返し方が悪かったみたい。 伊原君は机の上に置いてあった、私のケータイを手に取り、ピコピコ押している。 事態が把握しきれない私は、その様子を傍観していた。 「じゃあ、俺の登録しておいたから土曜日に連絡するねっ♪」 そう言って私の携帯を、私に返して爽やかな笑顔で教室を出て行った。