「真瑠…俺ん家引越すんだ。 明後日にイタリアに…。」 意を決して真瑠の目を見て行った。 真瑠は不思議そうな顔をして俺に聞く。 「イタリア…って近い?」 「…飛行機で、一日位…かな…。」 俺が答えると、また笑顔になって 「一日で着くなら近いねっ!」 そう言った。 でもその笑顔は少し、曇っていた。 「…うん…。」 俺もただ一言頷く。 他に何も言葉が出なかったから。