手紙を読んでたら涙が止まらなかった。


メッセッージの下に、手を繋いで笑ってる私とハルくんの絵…。


この手紙を一度読んだ時、何で思い出さなかったんだろう。


私が覚えていたら、こんな風に手紙をやり取りしたりして繋って居られたのかもしれないのに…。


小学一年生じゃ思い付かなかったかな?


ハルくんは茅流さん。


約束通り私に会いに来てくれたんだ。


私の誕生日だって知ってて、クリスマスの日食事に誘ってくれたんだ。


そして今も


好きだって


言ってくれて



なのに



私は…



ハルくんを傷つけたね



ごめんねハルくん



アルバムの写真とパパの思い出話、それと手紙を見て


記憶が少しずつ


蘇ってくる。




何だか急に涙がどんどんあふれてきた。



声にならない涙が



ポタポタ流れ落ちてく



悲しいような



嬉しいような



複雑な涙…