共鳴り

「なぁ、清人。
俺ら別に生きてりゃいつでも会えるって、お前さっき言ってたやん?」


「…でも、俺はっ…」


「俺も、お前おらんと寂しくなるんやろうけど。
それでもな、俺とキヨは永久不滅の最高コンビに変わりないやん?」


清人は子供みたいな顔で目を逸らした。


いたたまれなくなるけど、それでもわかってほしかった。


永遠に一緒というわけじゃない、でも、永遠に離れるってわけでもないねん。



「頑張って。」


そう言ってくれたのはレナちゃんだった。


彼女は言いながら、清人を慰めるように膝に手を置く。



「親友の門出でしょ?」


「…うるせぇよ。」


「ほらぁ、すぐそうやって拗ねる。」


清人は少し寂しそうな顔をして、ふうっと息を吐き、宙を仰ぐ。



「俺はもしかして、陸に甘えすぎてた?」


清人が笑うから、俺も笑う。


多分、必死で気持ちの整理をしようとしているんやろう、俺のために。



「春になったら、笑って俺らのこと送り出してや?」


身を乗り出して彼の頭をくしゃくしゃっとすると、清人は鬱陶しそうにそれを振り払う。


きっと恥ずかしいんやろうけど、子供みたいで可愛かった。



「キヨくん、ごめんね。」


理乃は言う。



「あと、今までありがとう。
あたしさ、ずっとちゃんとお礼言えてなかったじゃん?」


彼は黙って首を横に振った。


気にすんなよ、って感じやろうけど。